活動報告

R8年度

茎崎高校の探究的な取組について

    茎崎高校では、総合的な探究の時間を「わたしの未来」と呼んでいます。
    総合的な探究の時間で培った資質・能力を各教科の学習に生かし、教科等で育んだ力を探究で活用する「学びの往還」を通して、「わたしの未来」を主体的に切り拓く「生きる力」を育むことを目指しています。

(イメージ図)

令和8年度総合的な探究の時間全体計画.pdf

 

令和8年度1年次の取組(前期)

 1年次では、探究のプロセスを体験するため、つくば市の地域資源である「食」をテーマに活動に取り組みました。

 まず、つくば市特産の食材について調べる中で、あるグループは「ブルーベリー」に着目しました。しかし、調査を進めるうちに「同世代における地元産ブルーベリーの認知度が低い」という課題を発見。そこでグループは「高校生目線で地産地消の魅力を広める」ことを目指し、認知度向上に向けた解決策の模索を始めました。

 課題解決に向けた手立てとして、「オリジナルパフェ」のレシピ開発に挑戦。市販の地元産品を組み合わせることで、調理室や家庭でも手軽に作れるレシピを考案しました。

 さらに、アイデアを校内だけに留めず、広く地域へ発信して社会的な課題解決へと繋げるため、茨城県主催の「IBARAKIドリーム★パス事業」に企画を応募しました。残念ながら書類審査通過には至りませんでしたが、一連の取り組みを通じて、地域の課題発見から具体的な解決策の策定、そして外部への発信に至る「探究のプロセス」を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。

令和8年度2年次の取組(前期)

 2年次では、これまでの歩みを多角的に問い直し、「自己理解の深化」に向けた探究プロセスに取り組んでいます。

 まず、過去から現在に至る自身の行動や意識の変化を振り返り、「どんなことに挑戦し、何ができるようになったのか」という情報を集めて整理・分析。自身の強みや成長を客観的に捉え直しました。さらに、思考を整理・深化させる手立てとして成果を作文にまとめ、互いに発表し合う活動を実施しました。他者との共有を通して、自身が大切にしている「価値観」や「自分らしさ」を言語化・再認識しました。

 単に過去を振り返るだけでなく、このプロセスで得た「自分自身に関する気付きや仮説」を、今後の進路選択や将来のビジョンへと結びつけていきます。一連の探究活動を通し、自らの意思で歩む「主体的な進路決定」へと繋げていくことを目指しています。

 なお、校内発表会を経て選出された代表者1名は、10月2日に行われる「令和8年度茨城県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会」に出場する予定です。

令和8年度3年次の取組(前期)

 3年次では、卒業後の進路を探究の軸に据え、自己理解を深めながら「自身の強みや適性をいかに進路選択・進路実現へ繋げるか」という問いのもと活動を行っています。 

 まず、過去・現在・未来の振り返りや「ジョハリの窓」を用いた分析を通して、自身の性格や強みを多角的に捉え直しました。収集したデータを基に自己PRや面接ノートの作成を行い、「自身の強みがどの分野や仕事でどう活きるか」を具体的に言語化しました。 

 さらに、副担任が演じる模擬面接の動画を観察・分析する活動を行い、「面接官の視点」から「伝わる表現とは何か」を考え、自らの課題発見と改善へと繋げました。併せて、求人票や進学先情報の比較・分析を通して、自分に合った進路について考える活動を行いました。 

 単に「進路先の決定」をゴールとするのではなく、「自分はどのような人間であり、いかに社会と関わっていくのか」を深く探究し、卒業後を見据えて主体的に進路を選択・実現する力の育成を目指しています。